マンションとは、何か?? 【アパートとマンションの違い】
急ですが、ここで問題です。
「マンション」と「アパート」の違いは何でしょうか?
(法的な意味で)
「オートロックがあって中に入れるかどうか」
→違います。
「アパートは小さめでマンションは大きい」
→違います。
「マンションは新しくてアパートは古い」
→んー、違います。
正解は、、、
「二人以上の区分所有者が存する建物で、人の居住の用に供する専有部のあるもの並びにその敷地及び附属施設」(適正化法より)
です!!
※適正化法とは
マンションの管理の適正化の推進に関する法律(以下「適正化法」
ん?どういうこと??って思う人が多いと思いますので
解説致します。
まず、「マンション」という言葉が法的用語として初めて用いられてたのが平成13年8月1日施行された適正化法です。
では、法律的にマンションとはどういうものなのかお話していきます。
「マンション」足るには、2つの条件があります。
1つ目は
二人以上のものが建物を所有している
→「区分所有建物」
2つ目は
人の居住の用に供する専有部分があるもの
では、区分所有建物とはどういったものか解説致します。
まずは賃貸アパートなどの例です。
賃貸アパートなどは一人の方がその建物を所有しております。
(一人で建物を建てなくちゃいけない買わなくちゃから高額になり、大きな建物を建てにくいため2階建てぐらいのものが多い)
よって、建物を共有している人がいないので、区分所有建物ではありません。
つまり、法律上マンションではありません。
では、区分所有建物は
例えば、1つの建物を4人で区分して所有したとしましょう。
そうすると、4人は区分所有者となり、建物は区分所有建物となります。
そして2つ目の条件
人の居住の用に供する専有部分があるものである必要があります。
どういうことかと言うと、
上の例で4人が4つの部屋を所有していても、その部屋4つともを会社のオフィスとして使用していた場合。居住するスペースではなく仕事をするスペースとなります。
つまり、マンションではありません。
ただ、一人でも居住用として使用していた場合はマンションとなります。
「え?賃貸マンションってあるじゃん」
って思うと思いますが、矛盾はしていません。
その建物を買った人(区分所有者)が他人に部屋を貸し出しているだけの話です。
(投資用マンションと呼ばれることもある)
ただ、実際は一人の方が一つの建物を所有していても、その建物が大きかったりエントランスや廊下等が立派であるとマンションと呼ばれることがあります。
これは、不動産屋が売り出すときにお客さんのイメージにあった建物を想像させる為にアパート等の言葉を使わずマンションという言葉を使うこともあります。
(アパートって言ったら古いイメージがあるから、、、)
この1つの建物を複数の人が所有しているという奇妙なものが
マンションというものなのです。
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